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イタリアの田園の歌

お昼寝すみくろ
↑草の中でお昼寝中のすみくろ


この間昔の写真の整理をしていたら数年前のイタリア旅行の時の物が出てきました。
CD『妖精のうたごえ』に「イタリアの田園」という曲が入っていますが(「トレントのレモン畑」というのもありますけれど)、このイタリア旅行のとき出来た曲です。


旅行に行ったのは80を過ぎた大叔母が「死ぬ前にもう一度イタリアに行きたい…」と言ったのがきっかけで、英語とドイツ語が話せ、旅慣れているという理由で父が一緒に行く事になり、私もお付きとして連れて行ってもらいました。
ヴェネツィアから、レンタカーでボルツァーノへ、そしてトレント・ヴェローナを経てミラノまで、という道程でした。

↓ヴェネツィアにて
イタリアゴンドラ2
ゴンドラにも乗りました…!

隣のゴンドラでは歌っていました。
イタリアゴンドラ1
さすがに上手い!

9世紀に立てられたサン・マルコ寺院など、町全体が日本からは考えられないほど古く、それがとても雰囲気があり美しいと思いましたが、それと同時にそれまでの歴史が石造りの建物に全て染み込んでいるようで何とも恐ろしい感じもしました(イタリアの方ごめんなさい…)。


レンタカーを借りてオーストリアの国境近くの町ボルツァーノに泊り、その後ミラノへの移動中、車の窓を開けていると風に乗ってメロディーが聞こえてきます。

石灰質の切り立った山々。
イタリア田園パノラマ
とにかくスケールが大きい!

風は山の向こうから旅をしながら歌を運んできます。
山を越え、
イタリア田園2

ふもとへ、
イタリア田園1


小川を渡り、
イタリア田園4

点在している村々へ。
イタリア田園3

山や、小川・畑それぞれの自然のうたう歌を乗せた風が吹き渡ってゆくのです。
それを聞き取ったのが「イタリアの田園」です。

そういえばこの曲に限らず聞こえてくるメロディーが皆バタくさかったです。
イタリアに棲む自然はやっぱりイタリア人(?)なのでしょう。
(この自然達と人々が「イタリア」を作っているとも言えますが)

機会があったら又行きたいです。
今度はオペラを見たり、ドイツ・オーストリア、それからイギリスにも……夢だけは膨らみます……。