
「四季で一番好きなのは何?」と聞かれる事はありませんか?
私はいつも「全部」と答えていました。
萌え出ずる春も、太陽に向かう輝く夏も、実りと別れの秋も、凍てつく眠りの冬も、それぞれの季節が美しさを持っています。
どの季節も好き。
……そう思っていたのですが、最近「もしかして春が一番好きなのかも」と感じ始めました。
特に、桜が散った後、春の終わりから初夏にかけて、あたりの空気の色も香りも緑色になると、もう嬉しくて嬉しくて胸がはちきれそうになります。
でもそれは特に好きだからでなくて、「春」だからかな、春の持つ力がそうさせるのかな……。
春は良いです。
